こんにちは
めっきり寒くなりましたね。
さぎ山 たなか接骨院の院長 田中です。
今日は当院の設備について少しご紹介をさせて頂きたいと思います。
早速ですが、当院では患者様に安心して御来院いただける環境作りとして、IHIシバウラ社製の『スリッパ殺菌ディスペンサー』を設置しております。
簡単に説明いたしますと、使用済みスリッパを上から入れると、中で紫外線が照射され、下から殺菌済みのスリッパが出てくるという装置です。
紫外線殺菌はよく耳にしますが、何故紫外線に殺菌効果があるかご存知ですか?
調べてみました。
細菌類は、その細胞核の中に遺伝情報の入ったDNA(デオキシリボ核酸)があり、このDNAがコピーされ細胞分裂を繰り返して増殖をします。
生物のDNAがいちばん光を吸収する波長と帯域というものがあり、その帯域は260nm波長付近に持っています。
紫外線の細菌類への殺菌効果の波長特性も260nm波長付近にピークを持つ波形を示しておりDNAの光吸収の帯域と非常に似ていて、細菌類に260nm波長付近の紫外線を照射すると、細胞核内DNAに直接作用します。
この変化でDNAは、コピー機能を失い増殖する事ができなくなり死滅に至ります。
つまり、紫外線が細菌のDNAを破壊するので、細菌が壊されるという仕組みです。
シバウラ社によると、表のように大腸菌なら1分未満で99.9%殺菌、スリッパで心配な水虫菌も20分で90%、30分で99.9%殺菌可能だそうです。
紫外線は3方向から照射されるので、スリッパはつま先まで殺菌されるそうです。
タイトルにある、『除菌』と『殺菌』の違いは???
『殺菌』とは、「病原性や有害性を有するウイルスなどの微生物・細菌類をを死滅させる」
『除菌』とは「増殖可能な菌を対象物から有効数減少させる」という意味です。
ですので、当院で使用しているスリッパディスペンサーは、微生物・細菌類を限りなくゼロに近づけるという意味で有用ですね。
初めて御来院いただく方には、スリッパの出し方で少し戸惑われる方もございますが、ご不明な場合はご説明させて頂きます。
皆様に、安心して御来院いただけますよう心がけております。
インフルエンザが流行してきたようです。
手洗い・うがいをこまめにして、これから忙しくなる年末に向けて元気にお過ごしください。
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